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おせちにかかせない一品::気になる食材
お正月のおせちにかかせないもののひとつに数の子がある。そんな数の子でもちょっと違う数の子を年末に購入!
それは。いまや稀少になったという、干し数の子である。

11月の終わり、築地の乾物やさんからの手紙。年末の商品のご案内でした。その中に干し数の子のことが書いてありました。干し数の子???どんなの?とよく読んだところ、昔、昔は数の子は干したものが基本で、作るのに、非常に手間がかかるので、今は幻になっていると書いてある。その乾物屋さんのご主人が干し数の子を扱いはじめたには理由があり、干し数の子を近年になり食べた時、小さい時食べていた数の子を思い出したそうです。プチッとはじける数の子の味!あれは干し数の子だったのかと思い、最近干し数の子を扱うようになったそうです。
そんな、話をきいたら、いてもたってもいられなくなり、食べてみた〜いと思ったのですが、注文書を見ると、時価と書いてありました。時価というのはちょっと怖い!え〜いくらなのかな〜と。電話して聞いてみようかと思いつつ。そんなこんなしているうちに、
売り切れに!あ〜。がっかり。どこかで売ってないかなと。そんな気持ちを中、年末近く、築地にいく機会があり、そうそう、干し数の子と思いつつ、お店を眺めていました。でもどこも、塩数の子、やはり、幻と書いてあったように、築地でもないのかな〜と。すると、私の思いが通じたのか、乾物屋さんに干し数の子発見!そこのおじさんにちょっと聞いてみました。価格もいろいろだったし。そしたら、早く買わないと、なくなるよとせっつかれ。でも私の心の中は「この乾物やさん、ちょっとパッとしないし、ちゃんとしたものなのかな〜、値段もいい値段だしな」と思ったので、ちょっとひとまわりしてからにしようと「帰りに来るから」といったら、そのおじさんは私の心を見抜いたのか、どうせ、買わないんだろうと!いわれ、「ムカっ」としたので、えぃ!「じゃ、一番いいのちょうだい」と思いきり、購入!
数の子には私にも、忘れられない思い出が。数の子というより鰊ですが、最近では昔食べた、丸々太っていて、大きな数の子がはいっているような鰊を見る事もなくなりましたが、今でも鰊を台所で焼いている音を思いだします。煙がモクモクにでて、脂がジャーとおちる音。その音を聞いたとたん、今日は鰊だ!と喜びました。そして、自分のお皿に盛られた鰊にはいっているのが、真子か白子か?いつも真子には当たらず、白子だとがっかり、というような鰊(数の子)には思い出があります。
そんな数の子!ではちょっと干し数の子の戻し方を紹介します。

干し数の子は米のとぎ汁で戻します。とぎ汁を毎日かえながら5日間位。

あの小さい数の子がこんなに大きく。
それから、塩水に1日。

そして味をつけただしに漬けると出来上がり。
干し数の子の味はというと、塩数の子とはまったく違いました。まず、あのプチプチ感。
ポリポリとたくあんを食べていうような音がします。
そしてお味は魚卵の味です。一般に売っている塩数の子は魚卵の味というほど卵の味はしませんが、干し数の子は、昔食べた鰊にはいっていた、数の子の味がしました。
甘味があって、プチプチしていて、そして、卵の味で。
あ〜今まで食べていた塩数の子はなんだったのだろうという感じでした。
やはり、本来の正しい、保存の仕方で作ったものは違うんですね。昔の人は本当に手間ひまかけて、大事に食品を扱っていたんだなと改めて考えさせられました。
どんなに加工技術が発達しても、自然の力にはかなわないものもありますね。
美味しいものにめぐりあった年の始まりでした。今年もどんな美味しいものにめぐり会えるかな〜。
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