☆葉酸::ミニ栄養学

葉酸は、ビタミンB群の一種で、その名のとおりほうれん草や春菊などの緑葉野菜に多く含まれています。

●生理作用
 葉酸は、ビタミンB12とともに、新しい赤血球を正常につくり出すために必要で、「造血ビタミン」ともいわれています。
また、葉酸はタンパク質や細胞新生に必要な核酸(DNAやRNA)を合成するために重要な役割を担っています。近年、妊婦が葉酸を充分に摂取することで、神経管閉鎖障害という胎児の先天異常を予防できることがわかってきました。そのため、葉酸は細胞増殖の盛んな胎児が正常に発育するために特に必要なビタミンと言われ、アメリカやイギリスでは、妊娠を予定している女性は1日400μg、妊婦はその倍量の葉酸をとることが勧告されています。

●とりすぎると・・・
 葉酸による過剰症は確認されていませんが、多量に摂取すると亜鉛の吸収が阻害されることが知られています。

●不足すると・・・
 普通の食事で不足することはまれですが、下痢およびある種の薬剤の服用などで欠乏する場合があります。欠乏すると新陳代謝が盛んな口腔に炎症ができたり、肌荒れや疲労感などが現れます。欠乏症として造血作用に異常が起こる巨赤芽球貧血(悪性貧血)があります。また、葉酸不足によりホモシステイン(アミノ酸の一種)の血中濃度が上昇した状態が続くと、動脈硬化症を招くこともわかってきました。

●上手なとり方
 葉酸は、光に弱く、新鮮な野菜を日の当たる場所に3日間放置しておくと、70%の葉酸が分解されてしまいます。野菜などは購入後すぐに冷蔵庫で保存し、早めに食べるようにしましょう。
 また、葉酸は水溶性なので、調理中に95%が水に溶出します。汁・スープごといただける料理がお勧めです。

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