☆ビタミンB6::ミニ栄養学

ビタミンB6は、タンパク質の分解や再合成に欠かせないビタミンで、貧血や肌荒れを予防する働きも注目されています。

●生理作用
 ビタミンB6は、多くの補酵素の成分として、分解されたアミノ酸がヒトの体特有のタンパク質に再合成されるのを手助けし、皮膚や髪、歯などの健康維持に役立っています。タンパク質を多くとる人ほどビタミンB6の必要量が増えます。また、脂肪の代謝もサポートし、肝臓に脂肪が蓄積するのをセーブするように作用します。お酒をよく飲む人は、脂肪肝を防ぐためにビタミンB6の多い食品をとるよいでしょう。
 また、ビタミンB6はセロトニン、ドーパミン、アドレナリン、α-アミノ酪酸(ギャバ)など、重要な神経伝達物質の合成にも必要なビタミンなのです。

●多くとると・・・
 普通の食事をしている限り、過剰による副作用は見られません。しかし、1日300?5000mgといった大量摂取では、末梢感覚性神経炎や知覚神経障害、シュウ酸腎臓結石などが起こる危険性があります。

●不足すると・・・
 ビタミンB6が欠乏すると、目、鼻、口、耳の周囲に湿疹を起したり、貧血になります。神経系に異常が起こることもあります。ビタミンB6の欠乏症は単独で起こることは少なく、他のビタミン不足と関連して起こることが常です。
 妊婦や経口避妊薬の常用者は、ホルモンの関係で欠乏しやすくなります。

●上手なとり方
 ビタミンB6は、肉や魚などの動物性食品に多く含まれています。豆類や穀類、野菜、果物にも多く含まれていますが、植物性食品に含まれるビタミンB6は体内での利用率が低いので、動物性食品からとったほうが効率がよいと言えます。
 それから、冷凍食品、加工食品では目減りするので、あくまでも鮮度のよい魚や肉での摂取を心がけましょう!

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