☆ビタミンB2::ミニ栄養学

ビタミンB2は、3大栄養素がエネルギーに変わるのを助けたり、発育を促すほか、過酸化脂質からの害を防ぐ働きもしています。

●生理作用
 ビタミンB2は、脂質・糖質・タンパク質を分解してエネルギーに変える反応を、補酵素としてサポートする役割を担っています。エネルギー消費量が多いほど、ビタミンB2の必要量も増加します。また、ビタミンB2は、成長を促進したり、皮膚・髪・爪などの細胞の再生にも関与することから「発育のビタミン」とも呼ばれています。
その他、ビタミンB2は、グルタチオン・ペルオキシダーゼという酵素とともに働いて、有害な過酸化脂質を分解する働きがあります。ビタミンEには過酸化脂質の生成を抑える働きがありますが、ビタミンB2には、できた過酸化脂質を消去する働きがあります。

●不足すると・・・
 ビタミンB2が欠乏すると、口角炎や口内炎、舌炎、皮膚炎、激しいかゆみ、髪のトラブルなどの症状が皮膚や粘膜に現れます。目が充血したり、眼精疲労になることもあります。また、成長の促進にも関与することから、欠乏すると、子どもでは成長障害が起こります。
 その他、ビタミンB2の欠乏は、多量の抗生物質や精神安定剤、副腎ホルモン、経口避妊薬などを長期間服用した場合にも起こることがあります。これらは、薬の作用によってビタミンB2の働きが阻害されるために起こります。尚、過剰症については認められていません。

●上手なとり方
 ビタミンB2は、レバーや魚介、牛乳・乳製品、卵などの動物性食品に多く含まれています。調理損失が比較的少なく、そのまま食べられる食品も多いので、バランスよく食べていれば、安心です。植物性食品では、納豆に豊富に含まれています。緑黄色野菜やきのこ類にも比較的多く含まれています。
 ところで、瓶の牛乳と、紙パックの牛乳ではビタミンB2の量が違うって知っていますか?
光にきわめて不安定なビタミンB2は、光に当たると構造の一部が切れ、ビタミン活性が失われます。明るい光に当たる瓶入りの牛乳では、2時間で85%が分解されてしまうのです。つまり紙パック入りの牛乳の方が、ビタミンB2を効率よくとることができるのです。たまに、瓶の牛乳もクイ?ッと飲むのも美味しいですけどね・・・。

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