☆排泄のしくみ::ミニ栄養学

消化吸収されなかった食べ物のカスは便として排泄され、栄養素の代謝後の不要物は尿とともに排泄されます。皆さんは、毎日自分の尿や便のチェックをしていますか?

●腸内細菌
大腸には約100兆個、100?500種類の最近が存在するといわれ、有益菌もいれば有害菌もいます。これらの菌がバランスよく住みついているときには、免疫機能が高まったり、カルシウムの吸収がよくなったりします。一方、バランスがくずれると腹痛や下痢を起こします。有益菌には、ビフィズス菌やラクトバチルス菌などがあり、これらは胃酸に強く、腸まで生きて届いて有益菌としての機能を発揮します。

●便の成分と排泄のしくみ
栄養素は小腸でほぼ吸収されますが、食物繊維は人の消化酵素で分解できないため、大腸へ送られて便の主成分になります。大腸に消化酵素はありませんが、腸内細菌がいて一部の食物繊維を分解し、酸などを生成します。酸は大腸の運動を活発にし、便の排泄を促します。このようなことがわかってから、現在のように食物繊維が見直されるようなりました。

●便のにおいや色の正体
 たんぱく質は一部未消化のもまま大腸に送られ、腸内細菌によって分解されます。分解物質にはアンモニアなどの有害なものが多く、便やおならが臭くなります。
 また、十二指腸に分泌される胆汁の一部が大腸に送られ、排泄されます。胆汁はビリルビンという黄色い色素を含むので、便は黄色い色をしています。

●尿の成分と排泄のしくみ
 各種の栄養素は体内で利用されたあと、余分な栄養素や老廃物が血液によって腎臓に運ばれます。腎臓では糸球体で血液中の物質や水をろ過します。ろ過されたものの99%は尿細管で再吸収され、残りが尿として排泄されます。尿の固形物の主成分は尿素です。尿素はたんぱく質の構成成分だった窒素を含む物質です。とり過ぎたビタミンや不要になったミネラルも尿とともに排泄されます。

これを機に、皆さんも自分の便や尿をチェックしてみてください。決して汚いことではありません。自分の毎日の体調を知るチャンスです!

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