☆ビタミンの代謝::ミニ栄養学

ビタミンの語源は、「生命」を意味するラテン語の「VITA」。全部で13種類あり、脂溶性と水溶性に分けられます。これらは、肝臓から血液を経て組織へ行き、栄養素がエネルギーになる手助けをしたり、体の機能を補助します。

●水溶性ビタミンの体内での働き

 消化液や血液に溶けるビタミンを水溶性ビタミンといい、B群Cがあります。これらは、小腸から吸収されて肝臓に運ばれ、各組織で利用されます。
 ビタミンB群は酵素の手助けをします。酵素の中には、それ自身では働かなくても、ビタミンB群と結合することで初めて活性化するものがあります。
 ビタミンCは酸化型と還元型の2つのタイプで体内に存在し、酸化型になりやすい性質があります。この性質は他の物質を還元する力になります。例えば、消化液に溶けない酸化型の鉄を還元しますが、還元された鉄は消化液に溶けやすくなります。つまり、を摂取するときにビタミンCを一緒に摂ると、鉄の吸収率が高まるということです。

●脂溶性ビタミンの体内での働き

 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は、脂質とともにカイロミクロンになって肝臓に運ばれます。
 ビタミンAは、肝臓で脂肪酸と結合して貯蔵されます。必要に応じてタンパク質と結合して体内に運ばれ、細胞にとり込まれ、成長促進や粘膜維持に関与します。
 ビタミンDは、肝臓でコレステロールからも合成されます。カルシウムの吸収を促す作用があります。ビタミンEはリポタンパク質によって各組織の細胞に運ばれ、細胞膜の酸化を防いだりします。
 ビタミンKは、大腸で腸内細菌からも作られ、血液凝固などに関与しています。


 近年、さまざまなサプリメントが出回っていますが、体内に蓄積できるビタミンと、できないビタミンがあるって知っていますか?脂溶性ビタミン(A・D・E・K)には、蓄積性があります。このうち、ビタミンAとDについては、サプリメントなどを大量にとり続けると、過剰症を引き起こすことが報告されています。一方、水溶性ビタミン(B群・C)には蓄積性がなく、一定量以上のものは尿中に排泄されてしまいます。逆に、脂溶性ビタミンも水溶性ビタミンも、摂取不足はさまざまな欠乏症を引き起こします。たくさんの食べ物があるこの時代、できればサプリメントなどに頼らず、色々な味覚を味わいながら元気でいたいですね。

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