☆高脂血症::ミニ栄養学

 先週のコレステロールに続きまして、今回は高脂血症についてお話します。血液中にコレステロールや中性脂肪が増えすぎる異常事態が高脂血症!高脂血症の怖いところは自覚症状がないことです。放置しておくと、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など死につながる重い病気を引き起こします。ぜひこの機会に、高脂血症の診断基準を参考に、健康診断の結果などをチェックして食生活を見直してみてください。

●高脂血症の診断基準
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 先週、お話したようにコレステロールには、「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールと「善玉」と呼ばれるHDLコレステロールがあります。LDLは酸化しやすい性質があり、血管内にこびりついて動脈硬化の原因となります。一方、HDLは余分なコレステロールを回収し、リサイクルにまわす作用があります。また、HDLと中性脂肪の間には相関関係があり、中性脂肪が増えるとHDLが減ってしまいます。つまり、食べ過ぎの食生活が続くと、コレステロール合成が促進され、中性脂肪も増加し、その一方で、大切な善玉コレステロールが減ってしまうという悪循環に陥ります。

●食生活の基本は食べ過ぎ、飲み過ぎをしないこと!
1.摂取エネルギーをとり過ぎない
 食べ過ぎはエネルギー過剰となり、過剰分は中性脂肪として蓄えられ、肥満をもたらします。特に菓子類やアルコール飲料は控えましょう。

2.飽和脂肪酸の多い食品をとり過ぎない
 バターや肉類などに多い飽和脂肪酸のとり過ぎに注意!オリーブや魚の脂質に多い不飽和脂肪酸を積極的にとりましょう。

3.食物繊維をたっぷりとる
 血中コレステロール値を下げる効果がある水溶性食物繊維の多い野菜や果物、豆、きのこ、海藻類をたっぷりとりましょう。

4.コレステロールの多い食品を控える
 コレステロールの多い肉の内臓(レバーなど)や魚の卵類は控えめにしましょう。食品からのコレステロール摂取は、男性は1日750mg未満、女性は600mg未満を目標にするとよいといわれています。

このほかに、意外と見落としがちなのが、更年期の高脂血症です。女性は更年期になると、エストロゲンという女性ホルモンが減少することによって、コレステロール値が高くなりがちです。食生活に気をつけて、更年期も元気に乗り切りたいですね。

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