☆糖尿病::ミニ栄養学

「血糖値が高いですね。」と言われたことがありませんか?

 糖尿病とは、血糖値が上昇したときに、インスリンの分泌量が少なかったり(絶対的不足)、インスリン作用が弱かったりインスリンの感受性が低下したり(相対的不足)すると、ブドウ糖をうまく体内に取り込むことができなくなり、血糖値がなかなか下がらない状態が続きます。これが、糖尿病です。今回は、血糖がどのように調節されているのか、糖尿病の分類、合併症などについてご紹介します。

●血糖の調節
 食物から摂取した糖質は、ブドウ糖となって血液中に流れ込みます。これが、血糖です。食後、血糖値が上がるのはこのためです。血糖値が上がると膵臓のランゲルハンス島β細胞からインスリンが分泌され、ブドウ糖を全身に取り込みます。すると、血糖値が下がります。
 反対に血糖値が下がり過ぎると、グルカゴンが分泌されて血糖値が上がり、正常値を維持するように調節されているのです。
 血糖値を上昇させるホルモンには、グルカゴン、アドレナリン、ノルアドレナリン、副腎皮質ホルモン、成長ホルモンなどがありますが、血糖値を低下させるホルモンはインスリンしかありません。インスリンってすごいんです!!

●こわーい合併症!
 糖尿病になると血液がドロドロになり、高血圧、動脈硬化、さらには脳梗塞、心筋梗塞を引き起こす原因となります。その他に細い血管(細小血管)に血液が流れにくくなることで起こる「糖尿病三大合併症」があります。

? 糖尿病性腎症
 腎臓の血流量が低下して、腎機能障害が起こります。進行すると腎不全にまで至ります。
腎不全になるとエネルギーは摂取しないといけないのに、糖質と蛋白質は控えないといけない食事療法に切り替えることになり、とってもおいしくないご飯を食べなければならなくなります。
? 糖尿病性網膜症
 網膜における毛細血管が破壊し、出血を繰り返します。進行すると失明にまで至ります。
? 糖尿病性神経障害
 糖尿病における運動神経や自律神経の障害。特に、足底のしびれが多く見られ、進行すると壊疽に至ることもあります。血糖値が高いとお医者さんに言われて、何年も放っておいて足が腐ってしまった・・・なんて人もいるみたいです。


糖尿病にならないために必要なことは、甘いものに限らず食べ過ぎないこと。過食はダメということです。バランスよく、好き嫌いをしないで食べること!簡単なようですが、食べ物があふれている日本ではなかなか難しいことなのでしょうか。昔からいう「腹八分目」が糖尿病にならないためのキーワードかもしれませんね。

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